"起業したい病"の若者が見落とす重要視点:「会社員でも人生の起業はできる」

04/03/2019

みなさん、こんにちは!E活編集部です。

本日はプレジデントオンラインさんで興味深い記事が掲載されていたので、共有させていただきます。

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最近、終身雇用制度や年功序列といった日本人の働き方を長らく象徴していた概念が見直されてきた中、組織に属するのではなく「起業する」という人生選択を真剣に考える人が増えてきたのではないでしょうか。特に海外大学に通っている学生は、異なる価値観に触れることで、固定観念にこだわらず、我が道を自由に歩みたいと考える人が比較的多い気がします。

もちろん正しい志で起業し、結果的に社会に新たな価値を生むことができれば、それは1つの「成功」の形ですが、起業して数年後も生き残れる組織はほんの一握りであることも事実です。社会の問題に着目し、その問題を解決する「手段」として起業することが最善の手だと認識した結果であればともかく、起業すること自体が目的化してしまっているのは危険サインです。

そもそも起業すること自体が目的化している(=何でもいいからとにかく起業してみたい)場合、なぜそうなっているのか考えてみると良いかもしれません。その根底には、例えば「自分の裁量をフルに生かし、自由な人生を送りたい、その結果として幸せになりたい」という願望があるかも知れません。その根源的な欲求を満たす方法は、起業以外にもいくらでもあります。そもそも、「自由な生き方をしたい」という目的を定めて、それに向けて自分の人生の舵取りをすること自体、自分自身を「経営する」ことに他なりません。無理に起業だけを意識しなくとも、大きな目的を設定し、そこから逆算していく形で目的達成のための手段を短中長期スパン(例:1年間の目標、1ヶ月間の目標、1週間の目標、今日の目標、通学中の30分間の時間の過ごし方)に分けて考えていくことで、「自分の裁量をフルに生かした、自由な人生」を送ることは十分可能です。このように、自分の能力・時間・リソースを最大限に有効活用できている人は実は少ないのではないでしょうか。いきなり「起業」に飛びつくのではなく、まずは大まかな目的意識を持った上で身近な、小さいところから自分自身を経営するマインドセットを鍛えることこそが、真の経営者、そして自由な人生を送る上での近道なのではないでしょうか。

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決して起業することを悲観的に捉える必要はありませんが、それが必ずしも最適な手段ではないこと、そして「起業」から連想される「自由・大きな裁量・経営」は決して起業することでしか満たされるものではないことを認識しておくことは大切だと思います。何となくのイメージに流される前に、一番身近な自分自身の人生を賢く「経営」してみてはいかがでしょうか。

記事の詳細は、リンク(https://president.jp/articles/-/26512)をクリックすることで読めますので、ぜひ皆さんも一読してみてください。

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