英国毎年恒例催事①:君はどっちの青?
18/03/2019皆さんこんにちは! 抹茶のオールです。
ロンドンを代表する川、「テムズ川」と聞くと、ビッグベン、ロンドン・アイなどの前を流れるイメージをされる方が多いかと思います。実はこの川は350km近く長く、その中の7km弱の部分で、毎年とあるレースが行われています。
時代は1876年。ロンドンから約50キロ西にある町、ヘンリー・オン・テムズで、初の「ザ・ボート・レース」が行われました。勝者はオックスフォード大学。それから143年、今はテムズ川で毎年、オックスフォード大学対ケンブリッジ大学のボート部の大会が開催されています。
「ボート」と聞いて、皆さんは何を思い浮かぶでしょうか?公園で借りることができる手漕ぎボートでしょうか?それとも、エンジン付きのスピードボートでしょうか?
実は、「ボート」はオリンピック競技の一つであり、東京2020でも14種目の実施が予定されています。2000mのレースであり、人数は1人(シングル)から8人(+1人のコックス)(エイト)と、多くの種類があります。リオデジャネイロ五輪のボート競技ではこのようなレースがありました:
Men's Eight Rowing Final
Women's Single Sculls Final
いわゆる「世界大会」(オリンピック、ワールドカップなど)では、距離が2000mというのが一般的ですが、「ザ・ボート・レース」では6800mのコースを漕ぎます。スタート地点はロンドン西部のパトニー、そしてそこからさらに西へ漕ぎ、ゴールはチジックとなっています。こちらが去年のレース動画です:
今までの対戦成績はこちら:
男子エイト
ケンブリッジ大学:83勝
オックスフォード大学:80勝
同着:1(1877年)
女子エイト
ケンブリッジ大学:43勝
オックスフォード大学:30勝
男子リザーブ(2軍)レース
ケンブリッジ大学:30勝
オックスフォード大学:24勝
女子リザーブ(2軍)レース
ケンブリッジ大学:26勝
オックスフォード大学:20勝
ケンブリッジ大学は「ケンブリッジブルー」のオールを使って漕ぎ、オックスフォード大学は「オックスフォードブルー」のオールを使います。
因みに、同じチャンピオンシップコースですが逆の方向で行われるレースもあり、それは「ヘッド・オブ・ザ・リバー」(Head of the River (HoRR))と「ウーマンズ・エイツ・ヘッド・オブ・ザ・リバー」(Women’s Eights Head of the River (WEHoRR))と呼ばれています。これはいわゆる横に並んで同時に漕ぐレースとは違い、タイムトライアル形式で行われ、毎年何百ものチームが参加をします。筆者も去年参加し、見事レース後爆死しました(笑)。
今年度の「ザ・ボート・レース」は4月7日に開催される予定で、女子対校戦が午後2時15分、男子対校戦が午後3時15分となっています。
今となってはこのイベントは春の風物詩ですので、是非ご観戦ください!
春とくれば次は夏!次回は夏の風物詩、「ウィンブルドン選手権」についてお話しできればと思います。では!
The Boat Race Official Website: https://www.theboatrace.org/
Head of the River: http://www.horr.co.uk/
Women’s Eights Head of the River: http://www.wehorr.org/

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