どこから、どうやって就活をすればいいかわからない。

18/10/2018

レポートやエッセイ、テストに追われる日々...大学を卒業したら働く先を見つけないといけないのは分かっていても、どこから、どうやって就活をすれば良いかわからない...そんな気持ちの方々が多いかと思います。

そこで、今回はそんな悩んでいる就活生の皆さんに、海外大生の就活の大まかな進め方をご紹介致します。

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  1. まずはあなたの大学・地域にどんな就活イベントがあるのか確認してみては?:最初に就職活動の大まかなスケジュールを掴んでおくのはとても大事です。特に自分の大学・周辺地域で行われるイベント・選考会は要チェックです。E活ウェブサイトでは、ヨーロッパ、北米、オセアニア、日本という地域に分けて最新の就活イベントを随時発信しているので、ご自身の所属地域の情報は定期的にチェックしていただくことをお勧めします。その他にも主なキャリアエージェンシーのウェブサイトを確認することで、各エージェンシーが一年を通してどのような就活系イベントを行なっているのか、確認することができます。例えばイギリスでの就職活動は、例年以下のような流れとなっております*。

    1. 10月:オンキャンパス・セミナーに参加。年度を通しての就活準備を進める。
    2. 11月:ボストンキャリアフォーラム・TOP CAREER Europe等キャリアフェアに参加。
    3. 1・2月:オンキャンパス・セミナー、個別企業選考会に参加。
    4. 3月:オンキャンパス・セミナー、個別企業選考会に参加、4月のロンドンで行われる選考会イベントの準備。
    5. 4月:ロンドンキャリアフォーラムなどのキャリアフェアに参加。

    *2018/19年度のスケジュールはこれとは異なる場合があります。最新情報を得るには、定期的にE活ウェブサイトを確認してください。また、これは完全版ではなく、大まかな流れを示したものです。
  2. 自己分析:「自分はどういう人間で、どういったことをしたいのか。」ぜひこれを機に振り返ってみてください。「自分のことは別にもうわかってるよ!」という方々も、案外はっきりと自分の強みは何なのか、将来何をしたいのか分かっていないものです。自己分析を通じて磨き上げた軸が、卒業後の人生のコンパスとなるので、早めに始めてじっくりと考えてみることをお勧めします。自己分析についてはまた近日中に別記事でまとめて発信致しますので、お待ちください!
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  4. 色々な業界・企業の人と会って話を聞いてみては?:ここで大事なのはやはり2.で作り上げた自分の軸、把握した強み・弱み。この軸に沿った形で社会人の方に質問をしたり、話を進める形で、各業界・企業がどこまで自分の軸とマッチするのか、見極めることができます。

    「身近に社会人の方なんていないよ!」という場合は、ぜひあなたの地域で行われる就活セミナーやイベントに積極的に参加してみてください。多くのエージェンシーは多種多様な業界の方々と接点があるので、そこで自分の志望業種・企業を伝えれば、企業の人と繋げてくれる可能性もあります。もちろん、E活に登録をしていただいている皆さんには、随時最新の就活イベント情報を発信致します。また、日英バイリンガルの先輩方の選考体験なども発信していく予定ですので、ぜひそれらもチェックしてみてください。
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  6. 興味を持った業界・企業がどのようなイベント・選考会を実施しているかチェックしてみては?:E活では各地域の就活関連情報を随時お知らせするので、興味のある情報がないか定期的にチェックしてみてくださいね!
  7. 選考を受けてみる:興味のある企業にエントリーしたら、いよいよ選考開始です。企業により選考形態は様々ですが、ほとんどの場合面接が複数回行われます。自己分析を通じてまとめた自分自身のことをしっかり相手に伝えられるようにするのはもちろんのこと、志望動機や企業研究、業界研究も入念にしておくことをお勧めします。受験企業ホームページ上のIR情報や企業理念に目を通しておくことで、志望動機を固めたり、逆質問(面接の最後に、面接官に質問ができる時間。多くの面接で逆質問タイムがあるので、何か聞けるようにしておくことが大事です)で他学生とは違った視点から質問をすることもできると思います。
  8. ウェブテストなど、面接以外の対策も忘れずに!:「選考と言えば面接!」と思いがちですが、実は多くの企業がウェブテストや筆記試験などの適性検査を選考中に課してきます。国内就活生に比べ、留学生の適性検査の出来が悪いというのはよく聞く話です。大手企業など、難関とされている選考を受ける方は、気を抜くことなくしっかりと対策をすることが大切です。適性検査はいろいろな種類がありますが、主に以下の3つがあります。

    1. SPI:オンラインで受験するウェブテスト型と、会場にて受験するテストセンター型があります。出題分野は非言語(算数・数学)と言語(国語)、および性格検査。テストセンターは、それに加えて英語・構造的把握力検査も課される場合があります(企業による)。
    2. 玉手箱・GAB:こちらもウェブテスト型とテストセンター型があります。出題分野は非言語・言語・英語・性格検査ですが、SPIと問題の傾向が異なるので、個別の対策が必要です。
    3. TG-WEB:出題分野は非言語・言語ですが、これもまた他2つの適性検査と傾向が異なるので、個別の対策をお勧めします。

    適性検査が課されるかどうか、またどの種類の検査が課されるかは企業によって異なりますので、受ける企業に応じて対応してください。適性検査のより詳しい情報・対策の仕方・見分け方に関してはこちらのウェブサイトが参考になりますので、ご覧ください:https://br-campus.jp/articles/report/184
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  10. 面接後はリフレクションの時間を設けてみては?:選考を受け始めたら、できるだけ面接を受けた度に「聞かれたこと」、「自分の回答」、「うまくいったこと」、「うまくできなかったこと」、「受けてみて思ったこと、感じた印象」などを箇条書きでまとめてみることをお勧めします。
    最初から面接がうまくいかないのは当たり前です。 当然失敗もします。しかし、同じ失敗は繰り返さないようにしたほうがいいのもまた当然です。そのためにも、ぜひ面接の振り返り時間を設けてみましょう。5分でもいいので、自分が聞かれたこと、それに対する自分の回答、感想などまとめてみましょう。自分の課題点が見えてくるだけでなく、いろいろな企業を受けていく中で、よくされる質問など、傾向もつかめてくると思います。
  11. 無事内定を貰えても、貰えなくても、7.のメモを元に冷静に振り返る時間を設けてみては?:特に内定をもらった場合、一度自己分析時に作り上げた自分の軸に戻り、その企業、そしてその業界が本当に自分の軸、強みに合っているか、再確認してみることをオススメします。そうすることで、その時の勢いだけで就職先を決めることなく、冷静にかつ本質的な視点から正しい判断が下せるかと思います。また、社風や待遇、社員の満足度など、働く上で気になる疑問も出てくると思います。社員による会社評価の口コミサイトVorkersでは、そういった情報を一覧で見ることができるので、一度内定先の口コミも見ておくことをお勧めします(https://www.vorkers.com/)。
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みなさんにとって、このステップが少しでも参考になることを心より願っております。もちろん、就活の進め方に「正解」などないので、自分流のやり方を見つけたり、他のステップを開拓してみるなど、色々試してみてください。

海外の大学に通いながら、就職活動に時間を割くのは非常に大変だと思いますが、これから何十年と続く社会人生活の第一歩を正しく切ることは、誰にとっても大切なことです。E活ではそんな皆さんの力になれるよう、これからもプラットフォームを充実させていきますので、どうぞよろしくお願い致します。

参考文献:
この記事は以下の参考文献に加えて、編集チームの経験等を交えながら海外大学生用にアレンジし、作成しました。ぜひ皆さんもご参考ください。

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